【為替レート】円安も円高も極端なのは駄目
昨日から今朝にかけて、円高が急速に進みました。
日銀総裁、副総裁の発言や行動から、利上げが来年4月以降のいつか、ではなくもっと早い時期と市場が折り込んだからです。
140円台前半という大幅な変動なので、当面はこれ以上の円高は考え難く、次回日銀政策決定会合待ちでしょうか。
いずれにしても、今のレートは今年の夏頃に戻っただけで、十分過ぎるくらいの円安ですから、大騒ぎするほどではありません。
年初はおおむね130円台、コロナ前は110円台。
その頃に円高で海外観光客が来なくなったでしょうか?
輸出企業が大打撃を被ったでしょうか?
違いますね。
1ドル=150円レベルというのは行き過ぎで、国民生活はコストプッシュインフレに押しつぶすされ、消費が落ち込み、実質所得は減少しているのです。輸出企業だけが潤うというのは歪です。
日本のインフレ率は長く目標の2%を大きく上回っています。
金融政策を正常に戻すべきタイミングです。日銀は正しい方向に向かっているようです。
円高も円安も極端なのはいけません。
これからゆっくりと円高が進み、インフレ率2%前後を維持出来るレベルで落ち着いて欲しいと思います。
1ドル=110〜120円あたりが最もバランスが取れているのではと思います。
購買力平価ならドル円は80円前後。
110円でもじゅうぶん円安です。
投資は自己責任です