やはり円安傾向は避けられないのか
今更ながら、私の潜在意識に数か月前の某記事が引っかかっています。
それは:
バフェット氏率いるバークシャーハザウェイが9月に同社初の円建債の発行決定。5〜30年の6本の社債で計4300億円、海外企業円建て債としては過去最大。
なおバークシャーの信用格付けは「AA」(S&P)トヨタの「AA‐」すら上回っている。
以前のブログでも触れましたが、バークシャーハザウェイは過去最高レベルの現金を積み上げている世界有数のキャッシュリッチ企業。
円建債を発行しなければならない理由などありません。日本企業に投資するという情報も無いです。
そうなれば理由は一つしかありません。バフェット氏は日本の超低金利が今後も続くことにより、中長期的に円安が進むと判断し、
現在の円高(バフェット氏の見立て)のうちに円を調達し、ドルに替えて米国資産に投資しておけば、今後円安になることにより莫大な利益を得られる、と考えたのではないでしょうか。
まあバークシャーハザウェイの資産規模からすれば、4300億円など取るに足りませんが、同社にとっても新たな試みで、幾分投機的なところもあるので、安全に小さく始めたのかもしれません。
これから、円安傾向が長期的に進み、総じて米国株が好調ということなら、私の今の積立スタイルより、ある程度円高の今のうちに、纏まった額を投資しておいたほうが遥かに有利です。
とはいえ、米国株は相当の高値圏。非常に迷うところですが、年内にでも、米中関係が基で、株価が大きく調整する局面があったら、
「クリスマス特別企画!」と銘打って、期間限定、高額積立をするかもしれません。