波乱の9月が終わり、大波乱の10月が始まり、そして混迷の11月、そのあとは?
早いもので9月も最終週。米国株は波乱の連続でした。
来週は29日の大統領選テレビ討論、雇用統計発表と大きなイベントがあります。まだまだ息が抜けない。
10月に入れば尚更大波乱が予想されます。共和党の推す最高裁判事候補のエイミーバレットが承認されるか否か、コロナ感染拡大状況とコロナワクチンの進展、大統領選の行方等。
対コロナ経済対策がなされない中で、ネガティブな状況になれば株価は大きく下げる可能性も覚悟しなくてはならないでしょう。
そして11月。早々に大統領が決まって、目出度し目出度し。とはならないそう。
大統領選は今回初めて郵便投票が採用されますが、それが最大の火種。圧倒的に不利な共和党トランプ陣営は訴訟合戦の準備を進めており、対する民主党は600名もの弁護士を対応に当らせるらしい。
トランプさんは絶対に負けを認めないでしょう。それでズルズル時間が経つとどうなるかというと、最終的に大統領就任日、つまり2021年1月20日までに決まらなければ、なんと下院議長が暫定大統領に就任するそうです。
下院議長といえば、あのナンシーペロシ女史。民主党の重鎮です。
さらに、暫定大統領が大統領を任命する権利があるのだとか。そうなると共和党、トランプさんは絶望的。
そこまでは見えているので、共和党が大統領選までに最高裁判事を上記のエイミーバレット女史に押し込むことに必死。最高裁が民主党の主張を退け、何とかトランプ勝利の判定を勝ち取ることしか勝機は無いのかもしれません。
勿論、トランプがバイデンを圧倒して地滑り的勝利を収めれば、そこまで縺れないかもしれませんが、その可能性は低いでしょう。
これから年末までの3か月は大変なことになりそう。これにコロナ再拡大が加わればどうなるのか?想像するだけでもぞっとしますね。
それで最後はバイデンの勝利になった暁には、目も当てられない。
もう当分、S&P500は最高値更新しないのではないかと、悲観的になってしまいます。
今日は思いっきり悲観論を書きました。個人的意見です。投資は自己判断、自己責任で。