毎日積み立て生活

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薄れゆく欲望

個人差は有るとは思いますが、年を取るごとに欲しいもの、食べたいもの、行きたいところが少なくなってくるのをひしひしと感じます。若いころ、バブルの頃、仕事、プライベートともに充実していた日々の欲望はどこに行ってしまったのか。


このことはイコールお金を使うことが少なくなったということ。給料は大して上がっていないのに、気づけばお金が残っている。喜んで良いやら悲しいやら。




コロナは別にしても最近外での夜呑みがしんどくなりました。何軒もはしごは殆ど無くなり、1軒で終わり。以前はワイン好きで自分なりに経験値上げるために散財しましたが、数年ほど前からあまり体が受けつけなってしまった。家呑みは日本酒、焼酎に自宅で採れた柑橘類を搾って食前、食中に嗜む程度で終わり。ウィスキー、ブランデーの類は昔から苦手。
お酒への支出は大幅に減少。



バブル以降、会社の交際費、自腹ともにグルメごっこに人並みに嵌ったかもしれません。でもこの10年ほどで頻繁な外食は体が悲鳴を上げるようになり、回数は非常に減りました。特に家から遠い都会のレストランへは足が遠のいた。地元のお店に行けば良いほうで、家で食べるほうがすぐ寛げて楽と感じるようになった。


むかしは大食漢、1ポンドステーキは当たり前。しゃぶしゃぶ食べ放題。寿司は何貫食べたかわからない。それがダイエットが普通になり、脂っこい和牛は苦手に。寿司やさんでも、お造り中心、寿司数貫つまんで、後は茶わん蒸し。


イタリアン、フレンチ、懐石などコース物の長時間の会食が億劫で仕方ない。プライベートでは行かなくなってしまった。


物欲
これも十数年前に、気に入った物をいくら集めても、あの世に持ってはいけないと悟り急減。テレビも映画も見る方では無いので、高価なテレビに興味なし。映らなくなるまで買い換えないだろう。音楽を聴くオーディオ機器は昔買い漁ったストックがあり、デジタル関連機器以外は買わない。


むしろ物を減らして、シンプルに暮らしたい。



引退を前にこの状況なのだから、引退後はなおさらでしょう。


ということはお金を使う所が無い。世代的に恵まれ、今までそれなりに欲望が満たされて来たからなのか、老化現象か、恐らくどちらもでしょう。


ひょっとして何億もあったら、違うのだろうか?フェラーリ買うだろうか?ファーストクラスで海外旅行か?わかりませんが、何か疲れる気がする。今でも大きな車に乗るのはストレスだし。豪邸を建てて住みたいか、億ションタワマンに住みたくなるだろうか、親から受け継いだ今の家に親しみがあるし、年末ジャンボ宝くじでも買ってみるか。




最後に


何が言いたいかといえば、若い時から老後不安解消のために資産形成は結構なことですが、若い時にしか出来ない経験や楽しめない消費活動というものは確実に有るので、年取ってから後悔しないよう、可能な範囲で目いっぱい楽しんだ方が良いですよ、欲望満たしてください、ということ。


人によって嗜好は違うし、大きなお世話は承知ながら。


個人差は有るでしょうが、年を取るにつれて欲望は薄れ、それに伴い消費金額は確実に下がる。お金を使うには気力と体力が必要。


なんか寂しい話になってしまいました。


死ぬ前が1番お金持ちというのは嫌です。




個人的意見です。ご容赦を