終わってみれば判るけれど
9,000億ドル規模のコロナ経済対策とテスラ株式のS&P500組み入れ問題は、この2か月ほど常に話題に上り、株価への影響が大きいことが予想されていました。
しかし今週早々にどちらも一応決着したわけですが、株価への影響はほとんどなし。
織り込み済といいますが、テスラはともかく、経済対策は本当にそうなのか、適当な後付けの説明のような気がします。
でも、確かにサプライズではなかったことは事実。
そう、今の米国株価は大規模金融緩和の下の将来期待相場で、ほぼ上がりきっている!ということなのではないでしょうか。
ですから、余程のサプライズでもない限り、当分は大きな変動は起きないという気がします。
来年後半までにワクチン接種が行き届いて、経済再始動となっても、それは十分想定内で大きな買いは無い。下手すれば長期金利上昇を警戒して売られるかもしれない。
悲観論者のわたしには、良い方のサプライズはあまり思いつきませんが、悪い方のサプライズは有るような気がします。
例えば、イギリス発祥の新型コロナ変異株に各国が意外なほどに手を焼くとか。
想定外の地政学的リスクが発生するとか。
多くのアナリストのように、来年の米国株価に強気になれずにいます。
困ったものです。投資は自己責任で。