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米国株、本当の危機は少し先?

今朝のニューヨーク市場は少しだけ戻して無事終了。7月の小売売上高が市場予測を上回り、ウォルマートの決算も好調。あらためてアメリカ景気の粘り強さが証明されました。


米国経済を支えているのは七割を占める消費。ここさえ崩れなければ、当面は本格的なリセッションも無いように思います。


7月の住宅着工件数、中古住宅販売件数の発表が市場予想を大きく下回らなければ、一旦は株価も落ち着くかもしれません。


一方で逆イールド状態がはっきりして、米国景気の先行き警戒が市場に浸透しており、これからは一層、悪材料が昨日のように急な下げに繋がることが頻発するでしょう。S&P500指数も、場合によっては昨年末や今年6月レベルまで下落する可能性もあると覚悟 しています。


それでも、年末くらいまでなら、利下げ余地も十分に残っており、下げも直ぐに戻るのではと予想します。


問題はFRB が金融緩和の弾を撃ち尽くした後。そこで景気が上向いて来ないと、本格的なリセッションに陥ります。その頃は欧州もアジアもより景況感は悪いはずで、アメリカがだめ押しすれば、リーマンショック以来の世界不況になるかもしれません。


悪いことにリーマンの時と違うのは、すでに各国ともに金融緩和は限界まで行ってしまっているため、景気浮揚手段が限られること。それゆえに次回の不況は相当長引くかもしれません。


私としては、仮にこの悲観的予想が当たっても、むしろ落ち着いてS&P500 インデックス投資信託の積立て増額出来るよう、余力を残しておこうと思っています。