先週だったと思いますがアメリカのコロナ対策1.9兆ドル支出の予算が下院を通過したようです。

後のスケジュールとしては上院も通過すれば最後は大統領がサインして施行されます。予定では前の経済対策が切れる前の３月中旬を目標に進めているそうです。

アメリカは各地で感染者が大幅に減少し、ロックダウンは解除もしくは大幅に緩められています。ワクチン接種も日本と違い、米国産（ファイザー、モデルナ、そしてJ&J）と豊富に取り揃えているだけあって、それなりに順調に進んでいます。

これから徐々に暖かくなって、それだけでも自然に感染者は減るでしょう。それにワクチンによる集団免疫効果が徐々に効いてきて、アメリカコロナ対策の司令塔、ファウチ所長が言うように、「今年のクリスマス休暇までには、経済活動はほぼ通常に戻る」ことが現実味を帯びています。

放っておいても１０か月もしないうちに経済正常化するというのに、1.9兆ドルもの莫大な財政出動がなぜ必要なのか、アメリカ国民は本当に納得しているのでしょうか。

1400ドルの給付金がもらえる、最低賃金も上がるようだから賛成だという、世論なのでしょうか。私には現地の状況はわからないし、外国人が外野から文句を言う筋合いでないことはわかっちゃいるけど。言いたくもなります。

もしですよ、共和党の抵抗空しくこの予算が満額通ってしまったら、長期金利はさらに上昇することは避けられないでしょう。

金利が上がって困るのは誰ですか？

-ローンで車を買う庶民と自動車販売会社

-ローンで家を買う庶民と不動産会社、ブローカー

-資金繰り、設備投資を借入金に頼っている大多数の中小企業

彼らの多くは民主党支持者たちのはず。株価も勿論下がる、インフレになれば庶民は困る。

やっぱり民主党はこれだから嫌いなのです。ここは上院共和党のマコネル院内総務に一肌脱いでもらって、民主党プランを骨抜きにしてもらいたいものです。

個人の感想です。投資は自己責任でいたしましょう。