このところの米国株価は、わかりやすい動き。10年米国債の利回りを見ていれば、おおよそ予想はつきます。

今朝も10年米国債利回りが1.5%に接近し、ハイテク株を中心に大きく売られました。

バイデン民主党の放漫財政の懸念で国債は既に不人気。今後の需給悪化を先取りして下げているのが現状。

ならばその資金が株に向かうかといえば、株価はすでに超高値圏。S&P500のPERから逆算する利回りは1.6％を少し下回るレベル。10年米国債に接近しています。

当分の間は10年米国債に代表される長期金利の上昇に反比例し、米国株価は下げ続ける局面になると思います。

S&P500は4000の大台目前にして、長い調整局面に既に入ったと考えざるをえません。

バイデン政権の財政拡張政策が続く限りは、なかなかこの流れを覆せないのではと懸念します。

トランプさんなら株価最優先を公言し実行したでしょうが、バイデンさんはそこまでのコミットは無いですし、民主党左派なんかはそもそも株式投資と縁のないような低所得者や若年層を支持基盤としており、株がいくら下がろうがお構いなしです。

そろそろ民主党が馬脚を現し始めたかもしれません。

個人的な見解です。投資は自己責任で。