FOMC前にして静観
今週の米国株は幸先よくチョイ上げで始まりました。
FOMCを前に大きな動きはないでしょう。長期金利も落ち着いている。
FOMCで想定できるシナリオは:
イールドカーブコントロールを導入して、長期金利も下げますよとなれば株価爆上げ→可能性ほぼゼロ
イールドカーブコントロールまでしないがツイストオペ(短期債券を売って長期債券を買う。資産の純増はないため中立的)して、長期金利上昇に実質的な影響を与える→これもほぼ可能性ゼロ。短期国債を現時点で売る理由が無い
従来通りの主張を繰り返すのみ。金利上昇は経済回復の証拠。短期的かつ少しのインフレ上昇はあっても、当面本格的インフレとは程遠い。従来通りの金融政策を継続→可能性が高い
以上の3つです。個人的には最後の「従来通り」継続しかないと思っています。
そうなれば、それなりに長期債券は売られて、長期金利は上昇し、ナズダックもそれなりに売られはするでしょう。
しかし大暴落とはならないでしょうし、いずれは訪れる景気回復本格化とインフレによる、金融引き締めのインパクトを軽減すると思えば、恐れるに及ばないでしょう。
それより心配は、いよいよ出てきた増税の噂。
放漫財政と経済を殺しかねない増税のセット。
民主党の宿痾です。
アメリカの競争力を削ぐ恐れがあります。やめてほしい。
4年後は共和党に戻ってほしい。
投資は自己責任です。