ちょっと変だよ、今朝の米国株下げ
このところ、インフレ懸念の高金利(=長期米国債利回り上昇)になるとハイテク株を中心に下がるという傾向が強かったです。
しかし、今朝は10年米国債利回りは下落しているのに株価は全面安。特に中小型株のラッセル2000は約3.5%、ナズダックも約1.1%といずれも大きく下げています。
S&P500とダウはそれほどではないものの、両方とも少しの下げ。
欧州でコロナ変異株が拡大し、各所でロックダウンがまた始まったというニュースを受けて、アメリカも同じ道筋を、との連想から売られたという解説がありました。
アメリカはヨーロッパよりはるかにワクチン接種が進んでおり、バイデン大統領は'4th of July' までに社会を正常化し国民全員でお祝いしようという路線です。
ファイザー、モデルナワクチンは変異株にも有効ということもあるので、コロナ再燃だけでは、少し無理があるような。
ちょっと変な下げと思わざるをえない。イエレン、パウエル両氏の議会証言も特段目新しいことは言っていない。
現象的には株から債券に流れる、全面リスクオフだったわけですが。これが続くとも思えないです。
とにかくわかりません。こんな日もあるでしょう。明日以降の動向を見てみましょう。
今日だけの動き程度なら、米国株インデックス長期投資で資産形成する限り、全く影響はありませんね。
投資は自己責任です。