続、ちょっと変だよ今朝の米国株下げ
今朝も昨日と同じような下げで終わった米国株式。
コロナ変異種拡大の影響とはいえ、欧州株は昨日もほとんど下げていません。むしろやや上げている国が大半。
昨日も触れましたが、アメリカはファイザー、モデルナ、J&Jの強力ワクチン接種が順調に進み、既に2割ほどの国民に行き渡っています。
このままゆけば、建国記念日の7月始めまでに集団免疫(herd immunity)は難しくとも、高齢者と持病のある方へは確実に完了する。
そうなれば、経済、社会活動は一気に正常化するわけで、アメリカに限れば今さら、あえて弱気になる理由がみあたらないです。
わずか数日前まで、景気早期回復、インフレを心配していたばかりじゃないですか。
それがなぜ、全面リスクオフなのか?
ここからは、あくまで素人の推測なのですが、このところの下げは第一四半期終了前の、機関投資家、ヘッジファンド等によるリバランスではないでしょうか。
雑駁に言えば、ここ数か月の株高で、株のポートフォリオが膨らみすぎたので、ここらで利確。代わりに割安感の出てきた国債を買う。
現象としてはリスクオフのディールながら、別に将来を悲観して、状況が想定外に悪化して、どうこうではないと考えています。
この調整が長く大きい、というのではなく、そのうち買いも入ってくる。
米国株価が暴落に向かうというのとは程遠いと判断しています。
ただ、個人的には、いつかそのうちに調整してほしい、とは望んでいます。
S&P500がしっかり下がれば、きっちり買い増ししたいと計画しています。
投資は自己責任です。