【FOMC】そんなに楽観できるのか【じっちゃま】
今週は注目のFOMCです。利上げ幅は0.75%で内定(笑)。FFレートはやっと4%(上限金利)に届きます。
そして12月中旬に開催される今年最後のFOMCでは、0.75%か0.5%どちらかの利上げになります。
0.75%ならば 4.75%
0.5%ならば 4.5%
(いずれも上限金利。下限は0.25%マイナスです)
ちなみに先週発表された「コア」PCEは5.2%、グロスでは6.2%の上昇でした。もちろんこれだけ高くとも、明確に下落基調ならば救いもあるのですが、せいぜい高止まり。
これが来月以降に劇的に下がると期待できるでしょうか。個人的には下がりはしても非常に緩慢なものであり、しかも高い水準が暫く(数か月~半年)続くのではと思います。
米国株で有名な広瀬氏(じっちゃま)が久々に誰でもアクセス可能な動画で発言されていたので拝見しました。
そこでおっしゃられていたのは、FFレートは4.5%、もしくは4.75%で打ち止めというコンセンサスが有り、インフレも落ち着いている。リセッション懸念もあって、そう遠くない時期に金融緩和、逆テーパリングがあるから株は上がる。
今は絶好の買い場だよ!ということでした。
プロでアメリカ在住の広瀬さんゆえに、お見立ては当たっていると信じたいものです。
しかしながら、これまでのCPIやPCE、雇用の底堅さを見るにつけ、FFレートが4.5%で打ち止めとはどうしても思えないのです。最良でも4.75%でしょうか、これは早ければ今年中に、遅くとも来年1月末、最初のFOMCで達成されます。
その時点でインフレが明確かつ顕著に抑え込まれていれば良いですが、もし高止まりならその次の3月FOMCでFFレートは5%に乗せてくることは十分あり得ます。
仮にそうはならなくても、インフレを非常に警戒しているFRBがそんなに早く緩和に舵を切るとは考えられないのです。
広瀬さんは中間選挙の後に株価上昇のアノマリーがあるとも指摘されていました。平時なら確かにそうでしょう。けれど世界中大混乱、世界的インフレの今回はどうか?共和党が躍進すれば株価には良いとは思いますが。
私個人としては正直、広瀬さんほど楽観はできません。でもアメリカと米国株を知り尽くした、じっちゃまの買い推奨で少なくとも明るい気分にはなりました。最近は悲観論ばっかりですからね。特に日本のインフルエンサーやブロガーさんたちは(笑笑)。
自分も含めてね。
投資は自己責任です。