毎日積み立て生活

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【上がるか】PPIとPMI【下がるか】

先週はCPI発表で盛り上がった米国株界隈。


今週は比較的静かとは思うものの、押さえておきたいのはPPI。


PPI(生産者物価指数)はCPIと並んでインフレの状況を示す重要指標です。CPIの先行指標という見方もあります。


CPIは総合は6月から下落基調、コアは微妙で、一応秋以降は下落基調と言えなくもないのですが、PPIに目を転じると違った景色が見えます。




先月までのPPI、総合は4か月連続の下落、そしてコアの方は何と、7か月も連続で下落しているのです。


これは心強いですね。今週発表のPPIもこの流れを継いで続落してくれれば、インフレは着実に収束に向かっていると言えるのではないかと思います。




一方で気になるのは景気動向。


インフレが収まるのは大歓迎ですが、それは経済がリセッションに向かうのとほぼ同じこと。リセッションで企業が大幅減益となれば当然EPSは下がり株価は下落します。


ただしリセッションで金利が下がれば、相対的に株式が有利な利回りとなるので、実際の株価がどうなるかはそれほど単純ではありません。




景気動向を探る指標は多々あります。直近で私が注目しているのは来週発表になるPMI。


PMI(購買担当者景気指数)は製造業PMIは7か月連続で下落し先月は好不況の分水嶺50を若干上回るところ。サービス業PMIは7月から50を下回って推移。


製造業とサービス業を合わせた総合PMIも4か月連続で50を下回っています。


この数字をみれば景気が減速傾向にあることは明白。来週のPMIがもし市場予測より著しく悪化するなら、インフレ懸念後退よりも寧ろ景気後退が意識されて、株価にネガティブに作用するかもしれません。




個人的には、だからどうなんだ、長期投資には殆ど関係ないわけです。大きく上下すれば売ったり買ったり少しアクセントつけるかもしれません。


投資は自己責任です。