新NISAの全容がほぼ確定し、再来年の２０２４年１月から施行されます。お国の制度なので私はてっきり新年度である2024/4～かと思っていたので、とても意外です。

新NISAは現行NISAから飛躍的に充実しており、これも全く予想を超えたものとなりました。

大歓迎、画期的、という反応がもっぱらです。

確かにそこだけ見ればそうですが、私はそこまで手放しで称賛ばかりはできません。そんなに財務省は甘くないからです。

以前のNISA導入時に金融所得税が10%から20%に増税されました。今回の新NISA導入による金融所得税増税は未だ決定されていませんが、増税は恐らく時間の問題でしょう。

そもそも国はNISAで投資家に寄り添う、優遇する様に見せていますが、時代を遡ればそもそも金融所得税など無かったのです、そのころは日本株も右肩上がりだったのです。

あまり国に新NISAで恩を着せられたくないです。我々も過度に有難がらない方が賢明です。国（≒財務省）の思う壺です。

とは言っても、せっかくの投資免税制度です。最大限有効に使わない手はありません。

長期投資という観点からすれば、タイミング投資はほぼ否定されているので、なるべく早く最大投資枠の1800万円を入金することが鉄則となるでしょう。

その際に現有の特定口座を解約、則ち20%の金融所得税を払っても新NISA口座にMAX投資すべきか否かについて、誰もが知りたいところです。

投資金額、投資期間、取り崩し時期、投資銘柄、相場の動向etc.　と様々な状況によって結果論としてなら解は異なるでしょう。

しかし一定の条件下で数学的な答えは導出可能。

このようなシミュレーションをされている方をネット上で見て知ることができますが、概ね特定口座を解約してでも、新NISAに入金優先した方が有利という結論のようです。

さらに特定口座でもどこから解約して新NISAに移すのが有利かまで数学的に計算されている方がおられます。

素人の私が下手な説明するより、ユーチューブチャンネルの「S&P500最強伝説」をご覧いただければ、目から鱗だと思います。

知る限り新NISA活用について最も秀逸な説明と感じました。

「S&P500最強伝説」はほかにも非常に有益な情報を発信しておられ、個人的に今、最もお勧め投資ユーチューブチャンネルです。

伝説と銘打っていますが、その内容は極めて客観的、理論的です。

投資は自己責任です。