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【都会】車社会と鉄道社会【田舎】

以前は大ショッピングモールのアイコンサイアムへは、BTSシーロム線のサパーンタクシン駅で降りて無料渡し船を使うか、もう一駅川を渡ってクルントンブリ駅から送迎バスしかなかったが、今はゴールドラインにクルントンブリ駅で乗り換え直結。ゴールドラインはタイ初の無人運転でスリル満点?



若者の車離れと言われて久しい。地方に住む方は恐らく信じられないだろう。


地方都市の多くは駅前商店街が衰退し、買い物、食事は専らロードサイド、イオンモール。通勤は車というのが定番。


車離れどころか一人一台必須の時代なのだ。それゆえにガソリン代や維持費の高騰は家計に痛い。贅沢品ではなく生活インフラだから節約に限界がある。日本の自動車関連税は戦後すぐの、車が富裕層のものであった頃を引き継いでいて非常に重い。地方に住む国民には不利に働いている。




逆に首都圏、関西圏は鉄道網が次々に延伸、充実し益々便利になっている。


少しの楽しみを我慢し不便を受け入れれば、全く車無しで生活できる。仮に必要でもカーシェアすればよい。都市圏の移動は低コストでもある。


私の様な年代の者からすると、相鉄線と東横線が繋がったり、渋谷と池袋が直通できるなど、まさに隔世の感。


地下鉄も東京のみならず、横浜も充実の一途。今から100年ほど前、浅草・銀座間に初めて開通した頃の人が見ればどれほど驚嘆するだろうか。




しかし地方は様相は全く異なり、赤字路線は不採算を極め、JR各社は大半のローカル線を廃線を目論む。公共性のある事業ゆえに、現実は厳しいがJR各社の体力を徐々に奪っている。


日本のように国全体が衰退すれば尚更、生き残る一部の大都市と田舎の格差は広がる。容赦ないゼロサムゲームとなるから。


異次元の少子化対策どころではない、異次元の減税で経済を成長軌道に乗せない限り、補助金ばら撒き政治をいくらやったところで、日本の没落は想像を超えるスピードで進むだろう。




タイ、バンコクはかつて安い観光地として日本人に人気だった。今はタイ人が安い観光先として日本を選び爆買いする時代。


約20年前に初めて開通したバンコクの地下鉄を中心とする都市鉄道網は、あと10年もすれば東京、大阪と遜色の無いものになるだろう。



BTSスクンビットラインのサムローン駅に隣接する建設中の新駅。ラープラオ、パホンヨーティンまで延伸予定