【全世界株上昇】台風一過の晴天
今週、否、先週末ごろからでしょうか。世界中で金融不安が吹き荒れました。
リーマンショックの再来かと騒ぎ立てる向きもあったようですが、歴史はただ漠然と繰り返しているわけではありません。人間は進歩しています。
もし人間が進歩の無い、過去から学ばず、イノベーションも起こせない存在としたら、21世紀の今日でもサル同様の存在であったはずです。
欧米の賢明な金融当局、および金融界はリーマンの再来を防ぐべく迅速な手を打ち、金融危機は回避されました。
その結果が昨日から今朝になけての欧米株式市場の爆上げです。
そして金融秩序が保たれたという自信を裏付けるようなECBの大幅利上げがありました。
来週のFOMCでも、Fedwatchに明らかなように、予定通り利上げを見込まれているようです。
インフレとの闘い再開というところでしょうか。
個人的な思いとしてはリーマンショック以降、年月が経過し、また緊張感が薄れたのか金融機関の放漫、稚拙な経営が蔓延ってきている気がします。
FRB、特にサンフランシスコ連銀はちゃんと管理監督していただきたい。
そして不良銀行は退場すべきでしょう。信用秩序が維持されることを前提として。
クレディ・スイスなどは言語道断。特権的地位に胡坐をかいて乱脈経営の限りだったのでしょう。
当然の報いです。国に救済はされましたが、ゆくゆくはどこかの銀行に吸収されて終わるでしょう。