【noblesse oblige】エリートの責務
金融不安に見舞われた先週の流れを断ち切るため、土日返上で各国の金融当局、関係者が心血を注ぎました。
そして週明け、
・問題のクレディ・スイスはUBSが買収
・国際金融市場の動揺を収めるため、欧米日の中央銀行が強調しドル流動性を潤沢に供給することを決定
金融システムを守り抜くという断固たる迅速かつ妥当な内容に株式市場も落ち着いた反応です。
さすが世界の金融リーダー、エリート達は土日であろうと何であろうとやるときはやる。
少なくとも欧米の真のエリート層はノブレスオブリージュという意識が根底にあると、私は信じていました。
しかしながら、クレディ・スイスのみならず、金融業界の野放図な拝金主義を知るたびに、どうなっているのかと思わざるを得ませんでした。
結局のところはピンからキリまでいるというのは、エリートも所詮は人間で同じことと諦めるしかないのか。
それでも尚、やはりエリートは恵まれた境遇、地位にあり社会に大きな影響力があるのです。
常人を越えるモラルと責任を保持すべきと考えます。
歴代クレディ・スイスの経営陣のような堕ちたエリートは徹底的に糾弾され責務を負うことが妥当です。