【PPI】米国株爆上げ、未だリセッションの影すら見えない
注目のPPIが昨夜発表され、事前予想を大きく上回る低さでした。PPIはCPIの先行指標的な傾向があるので、インフレは着実に収まりつつあるということでしょう。
ただし、慎重な見方をすると:
・目標とするインフレ率2%には程遠い
・コアPPIがPPI総合を上回る水準。コアCPIも高止まりしており、インフレは根強い
個人的にはインフレとの闘いはまだまだ続くと考えています。
インフレとのバトルの一方で、懸念されるリセッションについては、あえて言えば未だその影すら見えないのではないでしょうか。
同じく昨日発表のあった直近の新規失業保険申請件数は、予想を若干上回りはしたものの、失業保険継続受給者数は前回より減少しており、依然として労働市場はタイト。
それもそのはずで失業率は3%半ばですから、アメリカではほぼ完全雇用状態。この数字が4%台にならない限りは、FRBも金融引き締めの手は絶対緩められません。
今朝の米国株は爆上げしました。S&P500の年初来高値更新まであと僅かというところまで漕ぎつけました。どうかこのまま、大崩れすることなく、アップダウンがありながらも緩やかに株価上昇トレンドが続いて欲しいと思います。
投資は自己責任で。
山に分け入ると山ツツジ(正式名称ではありません)が群生していました。