【米国経済】リセッションはまだ先のこと
日本時間の昨晩、米国PMIが発表されました。
PMIは企業の購買マネージャーに、今の状況はどうですか、景気良いですか、悪いですか、と毎月決まったルールで調査して、それを集計指数化して発表するもの。
日本で街角景気調査というのがありますが、性質は異なるものの、より客観性、一貫性がある指標です。
さらにPMIは過去のデータというよりも、鮮度の高い情報。
今どうなのか、近い将来どうなりそうかという状況が反映されるので、先行指標的なものでもあります。
それで直近の米国PMIはどうだったのかというと、なんと製造業、非製造業、トータルで全て予想の上を行き、さらに指数が全て基準の50を上回ってきているのです。
近い将来も景気は良いよ。ということです。
最近はネガティブな経済指標や決算のせいで、ことのほかリセッション懸念が蔓延していますが、必ずしもそうではないかもしれない。
とはいっても、いつかはリセッションが来るでしょうから、心の準備だけはしておきましょう。
大丈夫です。リセッションになっても、日本と違ってアメリカは金融緩和という強力な手が有ります。上げた金利を下げるだけ。QTからQEに舵を切るだけ。
日本はずーーっと金融緩和超緩和状態ですから、リセッションになっても金融政策という点では殆ど有効な手は残っていないのと対照的ですね。
藤が満開になってきました。藤を見ると小学校にあった大きな藤棚を思い出します。