毎日積み立て生活

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【米国株爆上】浮かれている場合か、スタグフレーションの足音が聞こえる

日本時間の今朝閉まった米国株市場はNASDAQを中心に爆上げ。


メタはメタメタと言った奴出てこいやー ( ´∀` )
概ねハイテク大手決算は好調のようです。最後に控えしAmazonは微妙かな。


そういえば数日前、ファーストリパブリック銀行問題で暴落しましたっけ。あのとき随分煽った輩はどう落とし前つけてくれるんでしょうか。
だから差し迫った金融不安ではないのです。ポジショントークに騙されてはならない。





ここからが今日の本題。それでも株価高騰で浮かれてる場合ではないというお話。



米国第一四半期の実質GDP(速報値)が発表されました。予想を大幅に下回る1.1%という悲惨な結果。ここで実質GDPというところが重要。



実質GDPとは→米国内で新たに生産された財やサービスの付加価値を合計した名目GDPから、物価変動の影響を除いたもの



名目GDPはインフレ込みなので大きな違いです。例えば名目GDPが5%成長してもインフレがそれを上回れば、実質GDPはマイナスということも有り得るのです。



今回同時に発表された第一四半期のGDPデフレーター、PCEコアデフレーターは、いずれも予想値を大きく上回り、インフレが根強いことが判明しました。



ここからわかるのは、今回の第一四半期実質GDPがここまで急落している主因は、名目経済成長を大きく打ち消すほどのインフレがあったということです。



昨今のリセッション懸念よりもっと悪いスタグフレーションの可能性が出てきたということです。



金融引き締めによって、徐々に経済活動の過熱が落ち着いてきているのは良いとして、それと同時にインフレも下がればリセッションです。そうなれば、FRBは利下げし、政府は財政支出を増やすなどしてリセッションから脱出する道筋ができます。



しかし、スタグフレーションの場合インフレは収まっていないのですから、FRBは利下げも出来ず、政府も下手に財政出動できません。インフレをさらに悪化させてしまうからです。かといって放置すれば景気は悪くなるばかり。スタグフレーションは本当に怖い経済の病気です。





このところインフレも収まっていて、まさかスタグフレーションは無いだろうと思っていたので、今回は個人的に大きなショックを受けました。明日は先月のPCEデフレーターの発表があります。インフレの終息が見える良い数字であることを祈りたいです。



投資は自己責任で。