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日本の少子化議論で根本的に抜けてると思うこと

また少子化対策という錦の御旗の下に、役人や政治家が利権拡張しようとしています。


少子化に最も有効な対策は、景気(可処分所得)の持続的上昇と未来への希望。


封建時代にも負けない重税、国民負担率を先ず下げること。細かい対策はそれからだと思うのです。




今日言いたいのは別の問題点。日本人の論理的思考を避ける傾向というか、あいまいなままで考えない、という欠点が少子化に限らず全てにおいて、日本が落ちぶれ続けている遠因ではないかと思います。


根本的に抜けている客観的、論理的思考です。


例えば少子化対策で児童手当を高校生まで延長して所得制限を無くすなら、それによっていつまでに何パーセント子供の数が増えるのですか????


そんなことわかるわけないだろう、と言うなら貴重な税金や社会保障費を、そんな効果もわからない政策に投入するなど断じて許されません。


投資は回収しなければならない、リターンを生まねばならないのは公共政策でも同様です。




当然、リスクはあるし将来が完璧に読めるわけではありません。そのためにシミュレーションという手法があるのです。有名なのは、シナリオ分析というもの。


児童手当拡充によって、最も楽観的なシナリオ(シミュレーション)なら何人子供が増える、最も悲観的なら何人、その真ん中あたりの一番可能性の高いシナリオなら何人、このように仮定の下に経済的、社会的手法を用いて分析するわけです。


そのうえで、国民に児童手当採用の可否を問うということ。少子化に対して費用対効果があるならマル。あまり効果が無いなら児童手当拡充ではなく他の手を探すということです。




こういった政府の説明を見たことがありません。国民からも文句も議論も出てこない。


政府もどうせダメとわかっているからしないのか、国民もしらけ切っているか、関心がないか。確かに政治的に影響力のあるシニア、老人、リタイア層は自分の老後の生活で手一杯、年金がどうなるかが大問題。少子化に関心などありません。ぶっちゃけ本音ではね。


ちょっと言いすぎかな。


いずれにしても客観的、理論的根拠の基に政策を進めていかないと、汚職にまみれた利権集団だけが得をして、国民の大半は損をします。


目覚めよ日本人。


日曜から偉そうに言ってごめんなさい。


東京下町の味、バイスのキンミヤ割が関西でも飲める良い時代。