【米国株SP500】史上最高値更新はまだ先?
今週は米欧日の中央銀行で金融政策を決定する会合が開催されました。
結果は、タカ、タカ、ハトとなり、また円安が進んでしまいました。
植田さんは年後半にインフレ圧力は弱まると繰り返していますが、もしそうならずにインフレの嵐状態であったら、米欧のようにドカンと金利を上げてくれるのでしょうか。
そんなことすれば、それこそ国債暴落し円高。体力の無い地銀に取り付け騒ぎが起きて、一気に金融不安、地方経済壊滅となるでしょう。この春のアメリカどころではなくなる。
多分そのあたりを恐れて金融正常化さえできないのでしょうが、インフレに手を付けられなくなる前に対処しないとアメリカのように拗れるのも事実。
せめて来月にはYCCを少しは緩めて、この極端な円安だけでも収め、輸入物価を落ち着かせて欲しい。
ところで、アメリカの株価予想でいつも最も楽観的な、トム・リーさんが最新の予想を発表されました。
今週水曜の終値から約9%上昇して、来年に向けてS&P500は4750まで上昇
えっ!その程度なの、あの超楽観派のトム・リーがと思ってしまいました。一昨年につけた最高値を超えるか超えないか。
日本にいると円換算するのでS&P500の価値は随分上がっていて感覚がマヒします。アメリカ人はドルそのままなので、実はずっと低迷しているのです。
長期平均で年率10%近く上昇しているS&P500が、2年たってやっと最高値を奪還できると、最も強気のアナリストが予想しているだけとは。
そういえば同じく強気の、ウォートンの魔術師、ジェルミーシーゲル先生は米国株は短期的に調整すると言ってました。
まだまだ厳しいと覚悟しておきましょう。
円安とインバウンド回復でホテル代が高騰しています。上の画像はホテルの池に居たカルガモの親子。宿泊費は無料なの、エサは高級食材のお余りか。羨ましい。
元気に育ってね!