【格差拡大】バブルをいつまで放置するつもりか【日本たたき売り】
週明けの米国株は下げて始まりました。先週末も下げたので上昇相場も一休み。来月のFOMCで利上げか現状維持か。
それまでに発表される恒例の経済指標次第です。
パウエルさんは次回のFOMCは「ライブ」と言ったそうですね。あらかじめ決まったシナリオがあるわけでなく、事前の録画撮りでもない。
「ライブ」というのは出たとこ勝負、何が出るかは始まってみなければわからない、というニュアンスでしょうか。
議長の本音とも取れるし、今の段階で下手な言質をとられたくないというのもあるでしょう。彼はウォールストリートの現場で経験豊富な金融マンというわけではないので、心の中では、もうどうしていいかわからない、というのが本音かもしれません。各連銀総裁は好き勝手言うし、学級崩壊状態?
それにしても、FRBどころではない気持ち悪いのは日銀。独立性や客観性、中央銀行としての矜持が疑われます。財務省とその取り巻きの政治家の影響下にあるのは分かっていますが、あまりにあからさまになるというのは看板に傷がつく。
いつまでYCCとマイナス金利、ETF購入を続けるのか。
5月の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の新築マンションの1戸あたりの平均販売価格は、前年同月比32.5%高い8068万円。5月単月としては過去最高。東京23区では販売された物件の4割弱が1億円以上。
これはもうバブル以外のなにものでもない。普通の会社員は買えません。高額物件を買っているのは大半が外国人だそうです。日本の超富裕層はそんなに多くありませんから。
このままだらだらと異次元金融緩和の放置プレーを続けていたら、インフレは収まらず格差は拡大する一方。
円安が恒常化すれば国力の衰退と円建て金融資産の海外逃避も進みかねません。
個人的には植田先生(総裁)は極めて優れた経済学者であり、学者離れしたバランス感覚をお持ちの方なので、最後はうまく切り抜けてくれると信じています。
本当に大丈夫かな?