給料が上がり続ける限りインフレは続く
前回FOMC議事録の公開がありました。特に何もありませんでした。パウエル議長が記者会見で語った内容とほぼ一致。
米国株も若干調整して終了。今週は上昇相場一服かな。
今週末には雇用統計の発表。顕著に雇用市場が落ち着いているデータが出れば、株式市場に動きはあるかもしれませんが、相変わらずということなら、コアインフレ定着と金利先高感は変わらず、株価膠着で終わりそうな気がします。
日本でも昔はそうだったのですが、経済が成長していれば毎年給料が上がるのは普通です。経済成長には幾らかのインフレは伴うので、それが過度でなければ良いのです。
FRBはインフレ率を意地でも2%にしたいようですが、3%では駄目なのでしょうか?
根拠がはっきりしません。2パーセントというのは、デフレ脱却の目安として用いられた数字です。
今は状況が異なります。実質成長率がプラスであれば、そこまで2パーセントという数字に拘る必要があるのか、理論的な説明は無いと思います。
余りにも金融引締がキツすぎて、将来経済を大きく悪化させるリスクについても、そろそろ考える時期に来ているのかもしれません。