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【新NISA】何度でも言う。日本では銀行預金だけは危険

新NISAがスタートするまで半年を切りました。本屋さんにはこれまでにも増して投資本が溢れています。来年になれば全国民が新NISAで投資するのではないかと錯覚しそうになりますが、これは私の認知バイアスでしょう。


自分の興味があるものにどうしても注目する。特にネット上は検索結果から判断して興味ある内容ばかりを表示してくるので、世間も同じ指向があるのかと思ってしまうのです。




実際はどうでしょう。冷静になって考えると、若い世代は公私とも多忙で長期投資など考える余裕は無い。可処分所得も増えないなかで、投資に回せるお金がどれだけあるというのか、という声も大きい。


人口ボリューム、金融資産額も大きいシニア層は、投資に対して今なおギャンブルと同様と見なし、貯蓄こそ美徳という古い考えが圧倒的。


結果、巨額の資金が金利の殆ど無い銀行口座に寝かされているのが今の日本。


その額1,000兆円越え。日本のGDPの約2倍。




昔、バブル頃までのようにインフレに対抗できる金利がついた時代、またはバブル後の長期デフレの時代ならば、仮に銀行にお金を寝かせていても、実質的価値の目減りは無視できたかもしれません。


銀行預金は元本保証の安全な投資先であったわけです。


しかし令和の今は全く状況が異なります。日本の銀行では相変わらず金利が無いに等しいにもかかわらず、世の中はインフレ。銀行に置いてあるお金の実質的価値は日々確実に減っているのです。通帳の額面が減っていないのでそのことに気づいていないだけです。


さらに銀行残高をドルに換算すれば円安の恐ろしさが身に染みるでしょう。


日本で億万長者といっても、米ドルに換算すれば100万ドルを大きく割り込むのです。


ニューヨークでラーメン一杯が5000円するのです。




同じような内容を以前にも書かせていただきましたが、何度でも書きます。


現状の日本では銀行預金だけしかないというのは危険です。


個人の許容範囲で良いので、新NISAをきっかけに米国株、先進国株、先進国債権インデックス投信などの海外優良資産に投資することで、大切な資産を守り育てる第一歩を踏み出していただければと思います。


投資は自己責任です。