今週の米国株は幸先良いスタートでした。長期金利は高止まりなのに、なぜかと思えば、テスラが大きく上げていました。

自動運転かAIか何か知りませんが、上げの材料にされたようです。

時価総額が大きいだけに、相場全体へのインパクトが大きい。

今週はCPIとPPI発表のある週。予想を大きく外す結果となれば、先行き影響大きいでしょう。今のところは、その可能性は低いと思います。明確に大きく、総合、コアともにインフレ率が下落しなければ、11月年内最後の利上げの可能性は消えないでしょう。

日本は週末大きな動きがありました。日銀植田総裁が「読売新聞と単独インタビュー」で、金融政策の早期緩和を仄めかす発言をしました。

読売との単独というところ、非常に意図的なものを感じます。

昨今の円安けん制効果、金融引き締めに向け市場の反応を探り、地ならしをする。

何気なく、さりげなく、あからさまなでなく。

植田さんは真っ当な経済金融の専門家、権威なので、現在のYCCとマイナス金利は速攻解除したいのはやまやま。しかし政治的に難しく、さらに急激かつ唐突な金融政策転換は市場を大混乱させます。

上手くやったと思います。長期金利も少し上がっていて、円安にも歯止めが。

何度目の正直かわかりませんが、円安は天井、転換点を迎えたのではないでしょうか。ここから一気に円高とはならなくても、これ以上の円安、150円を越えるような円安は無いと思います。

個人的希望的観測です。投資は自己責任で。