【米国株】CPI無事通過?
8月CPIが発表されました。
エネルギー価格の急騰が足を引っ張り、総合は事前予想を上回ってしまいました。
0.1%レベルの細かい数字を素人があーだこーだ分析しても仕方ありません。大局的に見ることが重要。
CPI総合は消費者の物価に対する体感と近似します。それが予想を上回る高い伸びだったということは、一般消費者は物価がまた上がったと痛みを感じている。
コアの方は政府やFRBのインフレ対策がどれだけ奏功しているかを示すもので、前年比高止まりではあるものの、前月比でいえばなんとかギリギリ踏みとどまったと言えなくもない。
報道を見ても評価は様々なようですね。問題は株式市場や債券市場がどう反応したかですが、これもほぼニュートラル。少なくともネガティブではないといったところでしょうか。
今晩はPPIの発表があります。PPIはインフレ先行指標的な指数であり注目されます。
市場に衝撃を与えるほど悪くない限り、株価には微妙な反応のままでしょう。
株式市場は年内利上げ有無の可能性を最も「気にしている」と思っています。なぜなら、11月の利上げ可能性は五分五分。影響は十分織り込まれていません。ということは波乱含み。
個人的には総合CPIは高い伸びで、景気は依然強いのでFRBがはっきりとタカ派メッセージを出して、11月利上げのあと、利上げ打ち止めを宣言という流れがすっきりするし、株式市場にも好影響だと思うのですが。
どっちつかずのパウエルさんではむりでしょうね。
投資は自己責任です。