無敵の人、無敵の国
今朝の米国株の下がりようは嫌でした。ダウは銀行決算が良くて少し戻すも、NASDAQは大きく下げ。
長期金利が大幅に下落している(米国長期国債が買われる)にもかかわらず。
金は上がっています。
このところ落ち着いていた原油価格がまた急上昇。
ドルも堅調。
これからわかるのは有事のリスクオフ。
イスラエル紛争の状況悪化の影響でしょう。
無敵の人というのは文字通り、強くて頭もいい何でも出来るスーパーマンみたいな人かと思えば、最近は家族や友人、職場、地域との関係が希薄または敵対的で、経済的にも困窮し、失うものが無い人のことだそうです。
近頃凶悪事件を起こすのは、伝統的なワルというより、現代の無敵の人が多いらしい。
国や地域、民族も困窮し、国際的に孤立無援になると、暴発の危険が有るのは同じこと。
いわば無敵の国状態。
北朝鮮はその意味なら大丈夫か 。ロシアや中国がついてますので。
今回のガザ地区ハマスの場合は、本来なら中東イスラム諸国が守ってくれるはずものが、状況悪化するのみ。
最近はサウジとイスラエルが関係改善するし、なんとサウジとイランが歩み寄るといった、驚きの展開もあって、ハマスは孤立感を深めたのでしょう。
イランは基本的に味方であっても、本当に支援しているのは過激派グループで国を挙げて最優先にというのでは無かった。
ハマスのテロでイスラエル国民や世界のユダヤコミュニティは、パールハーバー直後のアメリカの100倍は激怒してますので、行く所まで逝かないと収まらんでしょうね。
ガザ地区とイスラエルの地域紛争だけなら、日本に影響は少ないでしょうが、不幸なことで心痛みます。
この様な国際ニュースは日本の報道では偏り情報も不足。
理想的にはBBCとアルジャジーラ両方観てバランス取れればベスト。
ちなみにガザ地区は英語で
Gaza Strip
ヨルダン川西岸は
West Bank
ご参考まで。