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【米国株】FRB文学(笑)

パウエルさんのスピーチありました。いつもながらと言うか、今回は特に如何様にも解釈出来る、これからどうなっても言い訳可能な内容だったと思います。





「霞が関文学」というのがあります。主に霞が関の中央官庁役人が作成する文章のこと。国会答弁、公的文書、法令の類いまで役人の書くものを、「文学」と揶揄しています。


官僚の世界を要約すれば、無謬性と減点主義。役人たるもの間違うことは無い(神か)、完璧な100点満点の存在ゆえに、評価は減点法(チャレンジや前向きな取り組みは評価対象外)。


官僚は難解な文学の如く解釈困難、もしくは不可能で、どうにでも取れる、後で言質を取られない文章を編み出して保身を図る。これに長けた人が優秀で出世するわけです。





パウエルさんは元は弁護士さんだそうですが、今はFRB という公的機関(オーナーシップという点、異論はあるでしょうが)のトップ。絶大な権限があります。


アメリカでは個性と革新、そして何より強力なリーダーシップが重視されるお国柄。


にもかかわらずパウエル議長は時に日本の役人か?と思う程に慎重な言い回し。


FRB 文学だから市場は好き勝手解釈して混乱するのじゃないかな。


"Additional evidence of persistently above-trend growth, or that tightness in the labor market is no longer easing, could put further progress on inflation at risk and could warrant further tightening of monetary policy," 


"Doing too little could allow above-target inflation to become entrenched and ultimately require monetary policy to wring more persistent inflation from the economy at a high cost to employment, Doing too much could also do unnecessary harm to the economy."


これはパウエル発言の一部抜粋に過ぎませんが、結局あんたはどうしたいの?と突っ込みたくなる。それだけ現状は不透明なのかなあ





昨夜のパウエル発言を市場は11月利上げ無し、12月不明と判断したようです。結局何も変わって無い。


それがパウエル議長の真意ということか。



投資は自己責任です。