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【日銀】世界はインフレ収束、利下げに向かう中で本当に利上げ出来るのか?

日銀の植田総裁はチャレンジングな仕事に立ち向かう年末年始だそうです。


英語に堪能な植田さんは咄嗟にチャレンジングと発したのでしょうが、もちろん、何かにチャレンジするぞーというポジティブな事で無くて、非常に難しい局面にあって、頑張って乗り越えなければならないという意味。


別な表現なら、シンプルにタフな状況で仕事をやらねばということです。




海外の金融機関は日銀総裁のメッセージを受けて、日銀は年末年始で早急に金融引き締めの準備、調整をして可及的速やかに行動すると受け取りました。


その結果の円の急騰だった訳です。


しかし市場の常として先読みし過ぎ、自分の都合の良い解釈をするというところがあって、それは例えば、FRB のドットチャートとFED WATCHEのような予測との解離を見ればよくわかります。




昨日の米国PMI は製造業は弱含み、非製造は堅調。欧州各国のPMI を見ると総じて予想を下回り不調。


中国は言うまでもなく不況に苦しんでデフレ真っ只中。賑わっているのは、新型肺炎急増の病院だけだそうです。


余談ながら、インバウンドも中国の観光客だけが戻っていません。日本のインバウンド最大客は中国人でした。日本の最大貿易相手国も長いことアメリカではなく中国なのです。




アメリカは何とか好調を保ち、ソフトランディングの可能性がありますが欧州、中国の実態経済はなかなか厳しい。中国に大きく依存するアセアン諸国も不調です。


世界の大半はインフレ退治の金融引き締めから確実に緩和の方向に向かっています。




そんな中で、日銀(アルゼンチン、トルコ、北朝鮮は置いといて)だけが、利上げ?!


ちょうど円高になってきたし、国内景気の足下は覚束ない。


今頃、植田総裁は迷い悩んでいるでしょう。


来週は日銀政策決定会合。


本当にチャレンジングだ。植田さんは改めてため息ついているでしょう。


投資は自己責任です。