少し前までは、新型コロナウイルスの感染拡大は桜咲くころには終息が視野に入ってきて、株価も急速に立ち上がるかなぁと楽観的期待をしていました。

最悪ならS&P500 は2400近く(最高値から約30%下げ)落ち込んでも、4～5月頃からは急速に上昇し、大統領選挙迄にはまた最高値更新する、というシナリオ。

V字回復のシャープな深くても狭い谷の形のイメージ。

それがどうも危うくなっています。

1. 新型コロナウイルスはむしろ、だらだらと感染が長期に渡り世界的に拡大しそうだ。夏になれば無くなる保証は無いばかりか、寒くなればまた流行する可能性もある。

2. ワクチンや特効薬の開発の目処が立ちそうに無い。1年以上、もっとかかるかもしれない。

3. 原油価格が急落。サウジアラビアとロシアが決裂。→ プーチンもサルマン皇太子も血の気が多いから、誰か中に入ってやらないと、行くとこまで行ってしまう。結局、サウジもロシアも得にならないのに。

4. 新型コロナウイルスの対処と原油価格の低迷が一定期間続くと、企業業績が悪化し株安だけで終わらず、弱い企業からデフォルトが次々発生、債券市場も機能しなくなる恐れも。それはまさにリーマンショックの再来に他ならない。

こうなってしまうと、深くて底も広い谷のイメージ。

本格的リセッションか下手すれば恐慌。回復に年単位を要する。

今朝目覚めて、これはエライことに成りそうだ‼️と、コーヒー飲まずして目ガシャキの方も多かったでしょう。

どうなるか判らなくなりました。

でもね、ここまでになってしまったら、アメリカ政府も議会も協力して財政、金融面から必死で防戦するでしょうし、OPECとロシアももう一度テーブルに着くかもしれない。G20も頑張るはず。

悪夢のような最悪の事態を避けられる可能性だってまだ残っていると思います。極僅かでしょうが。

投資継続は勿論ですが、基本V字回復を前提にしていましたので、ちょっと再構築必要かもしれません。