上の3月3日のブログで、S&P500 は最高値から最悪30%下げも覚悟必要と書きました。

その日から僅か二週間と少しでその最悪の所まで来てしまいました。そしてなお底が見えません。

直近のVIX は70越えと、まさに恐怖の真っ只中。

もっと悪いのは金融市場が世界的に機能不全を起こし始めていること。

ドルに資金が集中。株だけでなく金、米国債すら売られています。アメリカの急激で大規模な利下げにも関わらず、円安(今朝のドル円は111 円近辺)に進んでいるのは一層不気味。

昨日は欧米日豪の中央銀行が必死の資産買い取りで、金利高騰に対抗しました。

だれもドル確保に躍起でリスクマネーの出し手が居ないための緊急措置です。

今は金融恐慌の手前まで来ていて、各国が必死に防戦しています。

この戦いがいつまで続くか？

大手金融機関が破綻しクレジットクランチが起きればアウト。そうなれば早期に公的資金投入して連鎖倒産を止めないと、リーマンショック以上の大恐慌は確実にやって来るでしょう。

そうなればS&P500 の最高値から30 %下げどころでは済みません。余裕で半値以下でしょうね。1700位か。

今各国とも新型コロナの抑え込みに必死で本腰を入れはじめています。気候の良くなる1か月後あたりには、少し落ち着いているかもしれません。そうなれば今のような金融市場のパニック状態が治まると期待したいです。

本当に祈るような気持ちです。