先週来、ドル安・円高が進み、104円台が定着。103円、102円と進むかと思えば、週末に105円台後半に逆戻り。株安どころか、アップルは10％も上げるなど、ダウ、S&P500、ナスダック共に上げ。

今週から８月スタート。コロナ経済支援の焦点で失業給付額を600ドルに留める（民主党）か、200ドルに減額する（共和党）かも決まらず、南部、西部諸州では経済活動制限が継続し、一部ロックダウンさえ囁かれる中であっても、株式市場だけは平和そのものということか。

それでもよく見ると、好調なのはFAANGかGAFAMか知らないが、圧倒的市場シェアを持つハイテクジャイアント企業と、コロナにも影響を受けない一部大企業のみ。

観光、エンターテイメント、外食などを始め、中小企業が多いセクターは復活のきっかけもつかみきれておらず、中低所得層は疲弊するばかり。

一国経済の中での不均衡が拡大し、勝ち組と負け組の差が開く一方。こういった状況はいつまで続くのか、サステイナブルなのか？

私にはよくわからん。ただ何らかの発火点と触媒さえあれば、一気に爆発的に流れが変わるかもしれない。危険な可燃物はそこら中に溢れているのだから。

それが８月なのか、もっと先なのか。