新型コロナ感染者と米国株価は相関関係?
少なくとも7月以来、今日までアメリカの新型コロナ感染者は増え続けていて、死者数もこのところ1000人以上の日が続いている。
本来なら、こうした状況の悪化に伴って、株価は下げ続けるのが自然。いわば感染者(死者)数と株価は逆相関の関係にあるはずのものが、
実際は株価も同じように右肩上がりで上昇し、今朝のS&P500も上げて3300越えキープ。
これじゃあ相関関係でしょ!
感染者増により、各地で経済活動にブレーキがかかっているのは明らかで、7月ADP雇用統計は+16.7万人と、予想+120.0万人を大幅に下回っている。
アメリカ長期金利(≒米国長期国債利回り)も下がる一方で、10年債が0.6%を大きく下回っているだけでなく、30年物まで1%を切ってきているという異常事態。
債券市場に資金が流入していて、金も史上高値を更新している中で、本来なら株価は低迷しているはずのところが、全くの逆で上がっている。
もういったいどうなっているのか???
確かに非製造業指数は良かったし、不動産販売も好調。主要各社決算も悪くない、底を打っているという材料もあるわけで、全面悲観ではないけれど、ずっと右肩上がりというのも変だよ。
共和と民主の景気刺激策ばら撒き合戦はデッドロック状態が続き、政府の雇用統計と新規失業申請の発表を週末に控え、本格的夏休み前の利確があるかもしれない。
よくわかりませんが、当面様子見で流そうか。