殆んどテレビは見ませんが、それでもNHK はクオリティの高いドキュメント、特集など充実していて、時々見ている。むしろNHK ファンなので、当然のこととして受信料を払っています。

驚くことは、約２割の世帯が受信料を納めていないこと。これでは払っている正直者が馬鹿を見ます。

イギリスのBBCはNHK に似た組織で、主に受信料で運営されていて、受信料支払いは強制。ほぼ100%の世帯が受信料支払っています。

公平性を担保する意味でも、日本もNHK 受信料支払いを強制にしたほうが良いと思います。その代わり受信料を半額くらい大幅に値引きする。政府の顔色を窺ってばかりでなく、国民の側に立った放送をする。透明性の高い経営をすることが条件です。

N国党首の主張は、NHK は見たい人だけ払えばよい。受信料支払はない人はスクランブル画面にして、見られなくするというもの。

現在の日本はNHK 以外にも民放あり、ケーブルテレビあり、ネットありで情報源、エンターテイメントに不自由しない。受信料支払いは見たい人だけ、ということにしたら、国民の半分位はNHK を見なくなるでしょう。そうなるとNHK は一体公共放送と云えるのかということになる。NHK はレゾンデトルを失います。

これが今、NHK に降りかかった危機の本質です。日本は民主国家。公共放送のNHK を生かすも殺すも国民が選択する権利があります。

N国党の躍進は民意。NHK は謙虚に受けとめ、国民の納得のいく受信料徴収を、早期に実施いただきたい。それがNHK の生き残る唯一の道でしょう。