毎日積み立て生活

eMAXIS Slim 米国株式 S&P500の毎日積み立て始めました。since July 2019

S&P500 インデックスの含み損

お盆休みの週明けは米国株下げで始まり、S&P500 指数も2900を割り込みました。日本、欧州、中国ともに景気見通しは暗く、米中摩擦、香港騒乱なども加え、米国株を取り巻く外部要因は総じてネガティブ。強さを維持しているアメリカ国内景気も、製造業などで心配な兆候が出ており、しばらくの間はS&P500 にとって明るい材料はありません。


9月のFOMC でトランプさんの要求する大胆不敵な利下げでもあれば、雰囲気はがらっと変わるかも?ですが。


このような環境下、米国株やS&P500 のインデックス投資信託、ETF に含み損を抱えておられる方も多いでしょう。とくに円高になってきており、円ベースではさらにキツイですね。


理屈では長い目でみて心配ないと理解していても、含み損は気分が悪いものです。

私もリーマンショックのときは先進国株中心に運用していた確定拠出型年金が、3年以上ずっと少なからず含み損で大変でした。自分では将来的な回復を信じていたものの、家族からのクレームは凄まじく、友人知人も悲観一色でしたので。


S&P500 とはいえ、1957年以降、2018年までの60年間で、年単位で下落した年は17回、3%以下の伸びしかなかった年は6回もありました。単純計算であるものの、60年間のうち23年間、三割以上は不調な年だったとも言えます。


それでもS&P500 、米国株が今日まで長年成長してきた事実は重いです。キューバ危機、ベトナム戦争、オイルショック、IT バブル崩壊、リーマンショックといくつもの絶望を乗り越えてきたのです。


このような、もしかしたらこれまで以上の危機が目前にあるかもしれない。それでもS&P500 インデックス投資家として、これまで通りアメリカ資本主義と科学知識、技術の発展を確信するがゆえに、長期的投資を継続したいと改めて思います。


含み損に耐えられず、将来のS&P500 の展望に確信が持てない方もおられるでしょう。そのような方は躊躇せず、直ぐにでも解約し日本円に戻して銀行預金されるほうが良いと思います。投資より安心ファーストという生き方もアリです。