毎日積み立て生活

eMAXIS Slim 米国株式 S&P500の毎日積み立て始めました。since July 2019

米国株高騰を上手く説明できる事象

昨日、ダン高橋さんのYoutube動画で、今の米国株価はバブルか否かという内容を取り上げておられました。詳しくは氏の動画ご覧いただきたいのですが、荒っぽく私流に要約すると:


「昨今の米国株価は伝統的指標でみれば確かに高過ぎ、割高、バブルといえる水準にある。


けれども、だからと言ってバブル崩壊がすぐに訪れるということではない。


なぜなら超低金利だから。とりわけ長期米国債10年債は1%前後の歴史的低水準にあるため、これと比べれば米国株の利回りは現在の株価水準においても十分高いので、余剰資金が株式に向かうのは当然。


この流れを止めて、株価下落に影響を及ぼすファクターは、長期金利の上昇か株価利回りの下落。」


確かに、コロナ暴落以降の米国株価の急激な高騰は、これで上手く説明出来そうな気がします。


株式利回り一定と仮定のもと、長期金利が当面ほぼ現状で推移するならば、株価の暴落は無い代わりに、上昇には限界がある。上昇の限界は株式のリスクプレミアムに依る。


と自分なりに理解しています。


コロナ変異株蔓延が想定外の悪影響を米国経済に与え、株式(期待)利回り下降すれば、株価下落するでしょう。その際、長期金利がどこまで下がって支えるかというところ。


逆に経済が順調に回復し、株式(期待)利回りが上昇しても、長期金利が現状のままならば、株価はさらに上昇余地があることになります。市場メカニズムがが機能するなら、いずれ金利上昇で打ち消す方向には向かうとしても。





結論としては、米国の金利はこれまで経験無いレベルに下落しているので、それを前提に株価水準を考える必要がある。ということだと思います。


それなりの株価調整やオーバーシュートはあるでしょうが、今後のFRBと財務省の手堅い連携プレーを前提とすれば、米国株価大暴落にそれほど神経質になる必要は、少なくとも当面は無いという印象です。変異種コロナがあまり悪さをしないという条件はありますけど。



個人的見解です。投資は自己責任です。