【米国株下落】インフレはむしろ歓迎のはず
今朝も2日連続で米国株下げました。
その数時間前に閉まった欧州株はさらに大幅な下げでした。
昨日のアジア株も下げ。
それぞれ理由は様々あげられていますが、米国株についてはインフレ懸念という論調が支配的。それに伴って金利が上がる、テーパリングが始まるから株価にネガティブにはたらく。
そもそもインフレってそんな悪者?
ハイパーインフレとか悪性インフレとか、インフレというのは、とかく悪者にされがち。
しかしデフレの方が余程質が悪い。欧州や日本は未だに完全にデフレから脱却出来ず苦しんでいるのです。だからこその非伝統的金融緩和やマイナス金利をリーマンショックから10年以上経った今でもやっているのです。
日本のインフレ目標も2%なのです。達成のめどは全く無いけれど。
それを考えれば、アメリカのインフレ懸念、いやインフレ期待はむしろ経済が勢いづいているポジティブサインです。
過度なインフレでなければ、インフレは消費や投資を活性化し、経済成長の好循環を促進します。
デフレはその真逆。
長期的、構造的な見方をすれば、バイデン政権の色々気に障る政策にもかかわらず、米国経済は少なくとも日本なんかより遥かに健全で未来の期待に満ちている。
インフレ予想に端を発する少々の株価下落など、むしろ投資のチャンスかもしれません。
投資は自己責任で。