【FRB】鬼が笑う話ばかり
週明け米国株は全面高で、とりあえずは一安心といったところでしょうか。
先週末の地合い悪さが続いて長期平均線を次々と割ってくるような展開になり、S&P500が4000を下回るようなら、積立て増額と目論んでいました。
今回はちょっと無理そうですね。
未明にはパウエル議長の議会証言があります。
先週のFOMCを受け、市場が若干動揺気味ではあるので、鎮静効果を狙ったものになるでしょう。
パウエル議長は一貫して雇用の回復、それも低所得者、マイノリティの方々の雇用安定を確かなものにすることに重きを置いておられますので、そのあたりはブレることないことを強調されるでしょう。
さらに注目のインフレについても、木材価格は早や下降気味。過剰なバラマキも終われば、労働者も求職を始めて、賃金もそこまでは上がらない等々で、これから落ち着く可能性だって低くはありませんから、ことさら早期テーラリングや利上げを煽るようなメッセージは出さないでしょう。
外野とまでは言いませんが、他のFOMCメンバーや地区連銀総裁が好き勝手に放言している状況に対して、良いアンカーになることを期待します。
それにしてもFRBは今から2022年がどうしたとか2023年がこうしたとか、鬼が笑うような話ばかりですね。
そんな先の事が判るのでしょうか。波乱要因は山ほどあると言うのに。
そういえば中東ではまた不穏な空気が。イランもイスラエルも政権が交代し、タカ派色強まっています。
中国だって何をするかわからない。
一寸先は闇。
人気絶頂、最強の呼び声高い米国株もどうなるか、誰も予想できません。
ゆえに、投資は100%自己責任です。