毎日積み立て生活

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世界にはもっといっぱいいるミリオネア


前のブログで、純金融資産1億円で富裕層というのは、いかがなものかと私見を書かせていただきました。


日本だけのことかと思っていたら、クレディスイスが「グローバルウェルスレポート」で世界のミリオネア(100万ドル長者≒1.1億円)の調査結果を発表していました。


日本だけではなく、世界的にもミリオネアというカテゴリーは健在なんですね。


しかし、見てみると各国の純資産100万ドル超の富裕層の割合は、スイスが(14.9%)で最も高く、次いでオーストラリア(9.4%)、米国(8.8%)。


日本は約3%。


正真正銘ミリオネアでも、国民の1割前後も居て、はたしてその人たちは富裕層と言えるのか。


昨日の繰り返しになりますが、絶対額ではなく比率で計算しないと。世界経済は成長しているわけですから、いつまでもミリオネアに拘っていると、そのうち国民の大半が富裕層とかなってしまいます。


クレディスイスさん、いかがでしょうか。




ところで今日は日銀から今年第一四半期の「資金循環統計」が発表されました。


個人の金融資産(現金・預金、債券、保険・年金、株式・投資信託)は3月末時点で1,946兆円と過去最高。


「現金・預金」は1056兆円。


「株式・投資信託」279兆円で17兆円増えたそうです。


それでも僅か個人金融資産全体の15%未満しかありません。日本人が後生大事にキャッシュを抱えていることは、これだけ投資が注目されていても、さほど変わらないというのはちょっと悲しいですね。


アメリカ並み(4割強)とは言いませんが、せめて今の倍。多くの人が個人金融資産の3割くらいを株や投信で運用するようになれば、日本人はもっと豊かになるはず。




そのためには日本人の投資への意識を変えること。つみたてNISAの拡充や長期投資に有利な税制改正など必要です。


キャピタルゲイン課税とかとんでもない話です。むしろ減税が必要。


特にこれからは若年層を中心とした中低所得者にいかに長期投資を定着させるかが重要。


彼らこそ支えて、生活を安定させ、将来不安を取り除くことにより、少子化を食い止めねば日本の将来はありません。