【米国】まさかもうリセッション?
今朝の米国株は全面安。昨夜の欧州株も軟調。
ECBの緩和姿勢に若干の変更があって、よりインフレ容認姿勢を強めたようですね。その影響とは言えないような。
毎週恒例の米国失業保険申請件数も、事前予想は若干上回ったようですが、それほどではない。
このところ不気味なのは、ラッセル2000がずっと売られていたこと。6月末時点からほぼ一直線に下がっていて、S&P500やナズダックとは対照的。
さらに驚くのは米国10年国債利回りが最近随分と下がっていること。今朝みると1.3%を割り込んでしまっている。
アフターコロナの実体経済回復はまさにこれから、じゃなかったのか。長期金利はじりじり上がっているとばっかり思っていた。
念のためチャートを見て驚いた。今年4月頭ごろをピークに緩やかに下がっているような。6月からは50日移動平均線を下回りはじめ、今は遥か下。半年近く前の2月初め頃のレベルに逆戻りしてしまっている。
いったいどうなっているのか。
小型株が下がって、長期金利も上がって来ない、さらに今日のように株全面安。
これはセオリー通りならリセッションの始まり?
なわけないですよね。これからテーパリングとFRBの利上げが待ち構えているというのに。
一方でデルタ株の影響、中国共産党が中国IT企業の米国資本市場での活動(ADRによる資金調達)を妨害している、原油動向等々。
懸念材料はしっかりあるので、上がり過ぎた株価に市場が不安感を持ち始めたのかもしれない。
個人的には熱くなりすぎた株式市場への適度な打ち水程度に思っています。これから夏休みなので、しばしお休みで良いのではないでしょうか。
投資は自己責任です。