株関連ブログを訪問される皆さまなら、世界有数のヘッジファンドを率いる、レイ ダリオ氏をご存知と思います。

リーマンショックを事前に察知し巨額の利益を上げました。

単なる相場勘とは違い、経済と金融の動きを歴史的に分析し、経済の動きは約１０年ごとにパラダイムシフトするという現象から、見抜いたものということで注目を集めました。

リーマンショックから早や１０年。彼は去年あたりから、数年以内にパラダイムシフトが迫っており、この１０年で買い進まれた株などのアセットは、金融緩和の限界とも相まって上限にあり、次の新しいパラダイムでは、頭打ちとなる。貧富の差は社会主義的経済政策の可能性を孕み、株にはネガティブ。地政学的リスクも重なれば、金への投資が有利な時代が到来する。

ごくはしょって言えば、このような主張を繰り広げています。そのせいかどうかはともかく、このところ金が上がっていますね。

レイダリオのパラダイムシフトの原文を読んでみると、高校生レベルの単語で書かれており、一見読みやすいが、表現や内容は高度で格調高い、といったところでしょうか。

私自身、彼の考えを完全に理解出来てはいないでしょうが、今後投資をする際に、頭の隅に置いていようと思います。

昨今はSP500 を買えば、自動的に年率？%が確保できるような風潮もあるので、それを戒める意味でも彼の見識は有用です。

とは言うものの、彼はヘッジファンドの親分。公表するレポートはポジショントークでもあり。全部鵜呑みに出来ません。本当に重要な情報は秘匿されているか、一部の優良顧客にだけ、ニューヨークの高級レストランで美女を侍らせながら、バカ高いワインの蘊蓄と共に語られているでしょう。

今更、金を買えと言われてもねぇ。もっと安い時に言ってくれないと🎵