【米国株】利上げが遠のいたから上げているの?
FOMCで大方の予想通りテーパリング開始が決定。来年半ばに資産買入終了することのようです。
これは少し前から市場で予想されていることで、あたりまえのように言われますが、少なくとも今年の春ごろまではテーパリングなんて考える事すらないとか、初夏の頃になってやっとテーパリングをいつ頃始めようか議論が必要とか、言ってましたよね。
さらにどうやら年内テーパリング開始しそうだという雰囲気になってからも、テーパリングのペースについてはもっと緩やかで、半年のうちに終えるということは、今ほどはっきりとはしていませんでした。
なにが言いたいかといえば、生身の人間の営みである経済活動は常に変化しているので、それに対する金融政策などコロコロ変わる、ということ。
この半年をみてもFRBのスタンスは玉虫色でしょう。
にもかかわらず、あまり騒ぎになっていないのは、ひとえにパウエル議長が上手くコミュニケーションしているから。苦い薬もオブラートに包んで、それとは気づかず飲み込ませているからだと思います。
FRBのインフレ予想は外れまくっているのにね。
なので、半年以上も先のことは全くわからない。
利上げが遠のいたなんて、少なくとも私は、よもや信じませんよということなのです。
いざ利上げ、そのとき株式市場はどう反応するか、見物だと思っています。
老獪なパウエルさんのことですから、これから十分に予防線を張り巡らせて、市場が驚かないように手を打っていくのかもしれません。
連日の米国株爆上げは結構ですが、バブルにだけはならないように、FRBには早めの引き締めでお願いしたいと思う、今日この頃です。
投資は自己責任で。