【FOMC】今週の山場は越えたかな?【ウクライナ】
注目のFOMC議事録が発表されました。株式市場の反応は「想定内」。
大きく下げることはありませんでした。
基調としては、何とでも解釈できるというか、「結局将来どうなるかわからないから、その都度適切に対処していきますね。」ということではないかと思います。
個人的には、「それが駄目なんだろ!今までもそうやって、ズルズル結論を先延ばししてきたから、インフレがこんなに進んだんじゃないか、もっと危機感を持って、インフレ早期退治の決意を示せ、経済は十分強いのだから。」
と思ってしまいます。私が何と言おうと無意味なのですが、こういったFRBのどっちつかずの、行先は経済に聞いてくれ的なスタンスでは、いつまでたっても投資家の疑心暗鬼と不透明感は消えない、したがって株価が底を打って力強い回復に向かうことは難しいと考えます。
今年いっぱい、下手すると来年もこんな状況が続くのでしょうか。それだけは勘弁してほしい、もっと毅然とインフレは "under control" と言えるようにしていただきたい。
一方のウクライナ問題は、ロシアが一歩引いたという観測、報道があって落ち着いてる様ですが、これもどうでしょう。伝家の宝刀を性急に抜かないだけで、ちらつかせて事態を有利に持っていく長期戦に入ったのかな、と思わないではありません。
そうすれば、プーチンさんは国内政治的にも安泰だし、エネルギー価格は高止まりしてロシア経済にも追い風ですから。
一応は今週の山場は越えて小康状態ではありますが、先行き明るいとは言えない気がします。
投資は自己責任で。