昨日、一時的ではあるもののドル円が126円台をつけました。現在は少し円が戻して125円半ばをうろうろ。

黒田ラインというのがあって、ドル円は125円80銭より円安にはならないんじゃなかったの（笑）

そりゃ日銀が黒田ラインは死守するとか、YCC（イールドカーブコントロール）を見直すとか明確なメッセージを出せば市場参加者も身構えるでしょう。

けれど黒田氏の出すメッセージは真逆。

YCC厳守。長期金利が許容範囲を超えて上振れたら無制限に介入するというんですから、どうにもならない。

黒田総裁自身が黒田ラインを自己否定したというのが真相ですね。

ところで円はどこまで落ちるのかわかりません。このまま円が短期間（数か月内）に下げ続けて130円が見えてきたら、流石に黒田総裁や鈴木財務大臣も慌てて、「為替市場の急で投機的な動きには警戒する」とか何とか言うのでしょう。

けれど各国協調した為替介入は出来るわけもなく、このような口先だけ介入の効力は短期的で限定的。どうなることやら。

夏にかけてコロナが収まり国内景気が少しは上向き、円安のコストプッシュインフレと相まって消費者物価指数が上昇すれば、日銀も金利上振れを堂々と容認し、

円安に歯止めがかかるはずですが。

さて、上手くいきますかどうか？？？