我々は歴史上稀にみる大変な時代に生きているそうです
モルガンスタンレーのお偉いさん(Co-President)テッド・ピックさんの発言に関する記事がありました。
氏によると、今は稀にみる大変な時代だそうです。
・100年ぶりのパンデミック(スペイン風邪から100年目のコロナ)
・75年ぶりのヨーロッパへの軍事侵攻(第二次大戦以来のロシアによるウクライナ侵略)
・40年ぶりの高インフレ(80年代初頭以来)
これらがほぼ同時に発生した世界経済は、これまでと全く異なる様相のパラダイムシフトが起こる。
リーマンショック以降の超低金利・デフレ時代は終わり、高金利・インフレ時代に移行する。
それだけでは済まない、我々はリセッションにも備えなくてはならない!
この状況から脱し、新たな成長軌道に乗るには年単位の時間を要する。
モルスタさんはいつも暗い株価予想ばかりで辟易ですが、またこのような不景気な話かと思います。
そういえば2018年頃もインフレの傾向があって金融引き締めされましたが、その後すぐに金融緩和となって株価上昇、成長軌道に乗りました。
当時も随分悲観的な論調があったと記憶しています。
今年は確かに2018年よりは状況は悪いでしょう。かの良識派JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンさんですら、
“hurricane is right out there, down the road, coming our way.” (ハリケーンがもうすぐ来るぞ!)
なんて脅すんですから。
それでも彼らの言うことを100%真に受けたとしても、最悪危機的状況は数年で去るのです。
何も世界の終わりとか、米国経済オワコンとか決して言っていません。パラダイムシフトのあとしなやかに力強く復活することは、彼らにとって言うまでもないこと。
ここを辛抱すれば、将来は明るいのです。
ちなみに個人的には彼らが言うほど悲観していません。2018年のようにインフレは短期に収束し、利上げの天井が見えれば株価は急回復すると思っています。
まあどちらが当たるにせよ関係ありません。投資資金を切り崩すのは5年以上先の予定なので。
投資は自己責任です。