【岸田さん】資産倍増計画(笑)
あまり興味無いので詳しく見ていませんが、今年中に例の「資産倍増計画」を具体化するようです。
いかにも宏池会(池田首相の所得倍増を連想させる)らしいネーミングですが、所得倍増との内容は雲泥の差。
所得を倍増させるというのは池田さんの時代も大変でした。日本が簡単に高度成長出来た様に言う人が多いですが、当時は技術水準も、資本の蓄積も、人材も3流だったのです。経常収支は黒字と赤字を行ったり来たり。
そのような困難にあっても、当時の大蔵省を中心に世界から資金調達し、主要産業に振り向け、企業経営者も果敢な投資で支えました。
その結果の所得倍増なのです。本当に昔の人は偉かったと尊敬します。
今の既得権と出世しか興味のない財務官僚、保身と権力闘争に明け暮れる大部分の経営者に出来る道理はありません。
ある意味、出来もしない所得倍増の旗を降ろした岸田さんは賢いともいえます。絶対無理だとわかったのでしょう。
そこで出てきたのが資産倍増。これなら簡単です。誰でもできます。
金融所得税の撤廃
これだけ。
NISAだ何だとややこしいいことをする必要無し。
株価は上昇。日本経済も復活するかもしれません。
ひょっとしたら、運が良ければ、10年後には日本産業が立ち直って、気が付けば不可能に思われた所得倍増も達成できるかもしれない。
でも財務省が牛耳る日本でそんなことは絶対に起こりません。申し訳程度にNISAを拡充した見返りに、将来必ず金融所得税を上げてきます。
財務省が暗躍する限り資産倍増は難しいでしょう。
ただ、つみたてNISAが拡充されるのは確かな様なので、若い方の長期資産形成には朗報です。
これを機に米国株インデックス等の海外優良資産への長期積立投資を始める方が増えればと思います。
最後に岸田総理にお願いです。つみたてNISA拡大の代わりに金融所得税の増税だけは止めてください。日本の投資家を舐めないでください。資本主義を守ってください。資本主義(元来のメカニズムという意味で)に新しいも古いも有りません。ちゃんと経済の基礎から勉強しましょう。