毎日積み立て生活

eMAXIS Slim 米国株式 S&P500の毎日積み立て始めました。since July 2019

【円暴落】こんなに違う米国株下落の景色

米国株S&P500は下落を続け、ついに20%超下落の弱気相場入り、直近では高値から約23%下落の3675まで降りてきてしまいました。


面白いことに米国株下落は、円建てに置きなおしてみると、全く異なる景色が見えます。


円の暴落によって、円に換算したS&P500は下落しているものの、その程度はマイルドで、先週末ですら最安値を更新していないのは驚き。





具体的にイメージできるように、S&P500指数とeMAXIS Slim米国株(S&P500)を比較してみました。


1. 最高値(注:年初来ではありますが、過去最高でもあります)
確認するまで信じられなかったのですが、eMAXIS Slim米国株(S&P500)の最高値は2022.4.20に記録されており、基準価額は20,191円。その日S&P500は4459。S&P500の最高値は2022.1.3の4797ですから、この時点では随分と下がっています。4月20のドル円は129円台にまで急上昇した日でした。ちなみに1月3日は115円。


2. 最安値(注:年初来ですが、もちろん過去最安ではありません)
eMAXIS Slim米国株(S&P500)が年初来最安値を記録したのは、2022.3.9で基準価額は16,876円。米国株絶賛暴落中の先週末時点での、eMAXIS Slim米国株(S&P500)基準価額は17,125円。これをS&P500と比較すると、3月9日は4277もあったのです。冒頭に書いたように、現在はS&P500は年初来最安値更新しており3675.。





いかがでしょうか。米国株安と円安が同時進行しており、円建てでみた米国株の下落は随分と抑えられており、日本人投資家にとって被害は少ないと言えなくもないでしょう。しかし、これから資産形成をされる方にすれば、せっかくの米国株安なのに円が暴落してしまって、買い付けには不利になっています。


個々の投資家により立場によって現状に対する影響は異なります。それでも極端な為替変動や株価の暴落は少なくとも個人的感覚では歓迎できません。


世間が無用に騒ぎ出し、煽られる投資家が増えますから。


長い目で見れば10年以上という長期投資では、昨今の激動も何年かごとに訪れる変動の一つに過ぎないと思います。


大局観を失わないようにしなくてはなりません。


投資は自己責任です。