【超円安】アセットアロケーションについて考えた【日本衰退】
老後資金として私は、米国株を中心とした外国株(インデックス)と現金・預金(日本円建て)のシンプルなアセットアロケーションとし、年金で足りないところは適宜、銀行預金を引き出したり、投資信託を一部取り崩すことで対応する計画です。
せっかくの楽しいリタイア生活で資金管理に時間と手間をかけずに、高齢になっても一人でできるようにということです。
今でもこれで特に間違っているとは思っていませんし、あえて調整するなら、歳を経るごとに外国株投資信託から現金、預金に多く移行して、外国株(インデックス)の比率が高くなりすぎないようにすれば十分だと考えています。
しかし昨今の急激な円安とインフレの状況に遭遇し、これで良いのか、より低リスクのアセットアロケーションもあるのではないかと考えさせられています。
ちなみに、ここまでの円安が永続するとは思っていません。
欧米のリセッションが明らかとなり、インフレが収まってくれば欧米は金融引き締めから緩和にいずれ移行するので、円高要因となります。
為替実需においても、現在の日本の経常収支はインバウンドの消滅とコロナおよびウクライナショックという特殊要因で悪化しており、いずれこれらが解決に向かえば経常収支は改善し、円高を後押しするでしょう。
一方で日本経済の長期的凋落、衰退、デフレ・超低金利傾向がそう簡単に反転するとは思えず、さらに未曽有の東南海大地震、富士山大噴火といった国難が二~三十年以内に発生することが確実視される状況下において、中長期的な円の価値の不安定さや暴落の懸念を拭い去ることはできません。
(アセットアロケーション見直し案)
現状、私のアセットアロケーションにおいて現金・預金(円建て)の割合はそれなりにあるのですが、それをもう少し減らす可能性について思いめぐらせています。
とはいっても、これ以上ハイリスクハイリターンの外国株(インデックス)の割合を増やすのは、老後にいかがなものかということで、もっとローリスクのドル預金とか、外国(米国中心)債券のインデックス等に今ある現金・預金(円建て)を一部移す可能性について検討をしていこうということです。
ただし今はあまりにも円安なので、これを仮に実行するにも円がもう少し戻した時点でということになるでしょう。
ホントはこんな面倒なことはしたくありません。日本経済が盤石なら銀行に置いておくだけで充分なのですが。
一人当たりのGDPで韓国や台湾に間もなく抜かれるそうです。
部長クラスの給与はタイの方が高いという記事もありました。
私の世代の人で、まさか日本が短期間にここまで没落するとは、信じられない思いの方が大半ではないでしょうか。
投資は自己責任です。