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FEDパウエル議長への猛批判

ペンシルバニア大学ウォートン校のジェレミーシーゲル先生がFED(FRB)を猛批判している記事がありました。


Wharton’s Jeremy Siegel accuses Fed of making one of the biggest policy mistakes in its 110-year history.


「110年のFED史上最大の失敗」だそうです。


「去年はインフレ悪化の兆候が明白なのに放置した。今は原油やコモディティ価格が落ち着いているのに引き締めを強行し、深刻な不況を招こうとしている。」


シーゲル教授の言い分を要約するとこうなるでしょうか。




FRBの引き締めが遅れたのは確かに致命的でした。しかし民主党政権のバラマキ。特に失業給付を不必要に長引かせたことの悪影響も大きいでしょう。さらにバイデン政権がFEDに金融緩和を長引かせるよう暗黙の指示を出していました。


今年になっては一転、インフレが悪化するやバイデンはパウエルさんを呼びつけて、インフレを収めるように指導しています。FEDは物価の番人ですが、政府が積極財政をしている最中にFEDだけ頑張ってもインフレは収まりません。


侵略戦争を始めたロシアの責任もあるでしょう、しかし現時点では原油価格も食料価格も落ち着いています。コアのインフレが高止まりしているのは、財政に責任を持つバイデン政権とFRB両方に責任があります。




CNBCのジムクレーマーは先日のサンフランシスコからの放送で、シリコンバレーのCEO何人かにインタビューした結果、「去年の今頃はリクルートに苦労したが、今は欲しい人材が採用出来ている」という回答だったそうです。


労働市場は既に落ち着いて賃金上昇圧力は弱まっている可能性があるのかもしれません。





シーゲル教授やジムクレーマーの言う通り、今のFRBはタカ派過ぎるのか?


今週後半に発表されるPCEコアデフレータの結果に注目したいと思います。






投資は自己責任です。